
葬送のフリーレン、読んだことないんだけど人気の理由気になるよね!
2021年の「このマンガがすごい!大賞」で男性部門第2位に輝いた葬送のフリーレン。
SNSなどの評判を見ると、「面白い!」「つまらない!」とどちらの評価・評判も目にします。
中でも、「つまらない!」と書いている人の中には、「試験編が面白くない」「嫌い」「パクリだ」なんていう声も。
2023年9月にはアニメ放送開始、さらに初回金曜ロードショーで2時間スペシャルと注目度の高いこの作品ですが、どんな理由で「面白い」「つまらない」と言われているのでしょうか?
人気の理由、不人気の理由は見たことのない方だけでなく、見たことのある方でも気になるはずです。
- 葬送のフリーレンが面白くない、試験編つまらないといわれる理由
- 葬送のフリーレンの魅力、何が面白いか、人気の理由
こちらの2つの内容について調査しご紹介していきます。
葬送のフリーレンつまらない?試験編が面白くない?


葬送のフリーレンが面白くない、特に試験編が話題に上がる理由は下記です。
- フリーレンの感情が乏しい
- 戦闘シーンがしょぼい
- よくある「なろう系」だから
- 深み・人間味がない
- 話の展開が迷走している
- 「試験編」の話が長すぎて飽きる
下記で詳しくみていきます。
戦闘シーンがしょぼい
面白くないと言われる一つに「戦闘シーンがしょぼい」ことがあげられます。
葬送のフリーレンの世界線は一応は勇者が魔王を倒し、平和になった世界。
節目節目でボス的な存在がいるものの、頻繁に戦闘シーンがある訳ではありません。
戦闘シーンに関しても大きく拳や剣がぶつかり合うようなハデな戦闘はごく少ないです。
どちらかといえば、頭を使った戦略的な戦闘の方が多いイメージ。
そのため、ワンピースやドラゴンボールといったガッツリぶつかり合うような戦闘を求めている人からしたら、物足りなさを感じるということですね。



ボクは個人的には知略的な戦闘の方が面白いと思うから合ってるかも!
なろう系っぽい
最近、漫画やアニメ・小説だけでなく異世界転生題材のお話が多いですよね。
葬送のフリーレンは、物語の序盤が異世界転生物の「俺つええ!」というような展開っぽいのでその序盤だけで読むのがいやになってしまった方もいるようです。
確かに最近は異世界ものが飽和しているので、このようなテイストのものに飽きた方も多いのではないでしょうか…。
私も最初、ざっと見ただけで「異世界ものか・・・」と思ってしまった過去があるんです。
とはいえ、設定も斬新ですし異世界ものとは一線を画していますよね。



転生して俺つえーはちょっと飽和感あるよね。フリーレンは転生ではないし、異世界系とは全然違うものって思った方がいいかな。
深み・人間味がない
葬送のフリーレンの主人公はエルフの女の子・フリーレン。
中でも特にフリーレンについて感情の上下がなく、ヒロインとして見合わないと判断する方もいるようです。
エルフと言えば人間よりも長生きで作中のエルフの設定では1000年以上生きるといわれています。
長寿のエルフは長生きがゆえに世界のどんなものにも淡白になってしまうというのはわかりますよね。
そんなエルフのフリーレンの無関心っぽそうな雰囲気や、変わらない表情・人間味のなさを感じて読むのを断念する方もいるんだとか・・・
しかし、フリーレンもともと人間というものを知るために旅に出ています。
本作のメインストーリーである新たな仲間2人と旅することによって物語が進むごとに徐々に人間味が出ているとも感じ取れます。
作者としても徐々に人間味を出していくという作戦のような気がしますね。



たぶん私がエルフでも無関心・淡白になると思う。笑
話の展開が迷走している
話の展開の不整合・迷走に対してもネガティブな意見がありました。
葬送のフリーレンは、話の内容的に少年漫画によくあるアクション、戦闘、敵キャラのバトルなどは少ない傾向です。
最初はとても穏やかに始まったこのマンガも、展開が進むにつれてバトル要素が多くなり穏やかな展開を期待していた人たちからは困惑の声も多いよう。
「編集部から修正とか入ったのかな?」や、「ゆったりとした世界観が好きだったのに…」という声も見られました。



確かに、物語の序盤にいい話を描きすぎた感ある・・・ストーリーの斬新さが薄れてきたって思う人もいるのかな?
試験編の話が長すぎて飽きる
葬送のフリーレン原作3巻から入った「試験編」の内容が冗長で今までと比べてかなり長く続いています。
上記のつまらない理由③「話の展開が迷走している」にも通じる話なのですが、試験編が単行本にすると約2冊以上にもなる連載をしています。
この話の比重があまりにも違いすぎて、「サクッと読めて楽しめていたのに…」「話が長すぎて最初の設定忘れた」などの声も多数出ています。
アニメ・漫画など問わず長編の作品は中だるみしやすいというのもあります。
連載で1話ごと見ると分かりにくい、長すぎると感じる時は後でまとめて読んだ方がいいですね。



長編物は状況や設定が混乱するときあるよね
葬送のフリーレン何が面白いか人気の理由を解明!


葬送のフリーレンが面白い!と言われている理由はこちらです。
- 勇者の死後という斬新な設定
- 人間関係の大切さが丁寧に描かれている
- すべてを語らない、読者に解釈を委ねる展開や描写
- 心温まる話の展開
- 試験編に出てくる人たちが良い
- ファンタジー好きにはたまらない世界観
- よくある「俺強い!」系の異世界転生物とは違うジャンル
これらの理由について下記で魅力を深掘りしていきましょう。
勇者の死後という斬新な設定
これまで「勇者の死後」という斬新な設定で描かれた物語はありません。
勇者が存在する冒険ものといえば、色々な種族が存在し、種族によっては寿命も違いますよね。
寿命も違うので同じパーティでも歩む人生は全然違う訳です。
エルフという長寿の種族の生き方というのは、気になるけど見過ごしていたという感じではないでしょうか?
その設定からか、ハデなシーンも多くなく、序盤こそフリーレンの感情も乏しいですが、これからも尻上がりに面白くなること期待しています。



おもんなくなってるっていう人もいるけど、個人的にはドンドン面白さが増してるって思うよ!
人間関係の大切さが丁寧に描かれている
人間関係の大切さや変化が丁寧に描かれるのも魅力の一つです。
葬送のフリーレンは、魔王を倒した勇者一行のその後のストーリー。
ですが人間の勇者が寿命で死んだ際に、フリーレンは一緒に旅をした日々がとても大切なものだったと悟ります。
そのため、物語は感情の移り変わり、フリーレンの変化を丁寧に描かれています。
このような感情に軸を置いた作品がとっても好きな方は葬送のフリーレン、おすすめですよ。



私も徐々に人間関係が作られていく、こういう作品大好きなんだよね
すべてを語らない読者に解釈を委ねる展開や描写
作中のフリーレンの感情の移り変わりや、情景の変化などを1から10まですべて語らずに解釈を読者に委ねる場面が多くあります。
考察好きな方や、説明の描写が嫌いな方、感情移入したい方にはとってもおすすめだそうです!
この多くを語らない作風が、フリーレンの成長や感情の変化を美しく表現しています。
この表現が好きな方がとっても多く、葬送のフリーレンのファンになる方が多い理由なんだそうですよ。



投げやりに読者に解釈を任せる三流映画のようではくて、しっかりと説明を入れた上だからいいよね!
心温まる話の展開
葬送のフリーレンは、人間関係の暖かさを中心に話が展開していきます。
そのため、昨今のこの殺伐とした人間社会に干からびた心にとっても染みるようです。
主人公が、人として(エルフですが)成長していく過程…上記まででもご紹介しましたが、お話もとっても心温まるものが多いです。
そして、タイトルの「葬送」は、「他者の死を見送る」という意味があります。
つまり、他者の死を見守るフリーレンという事。
話の内容とタイトルの意味がリンクしている作品は基本的にいい作品です。
これはいろんな作品で泣きまくってきた私が言えます。
最近とっても涙もろい私にはボロ泣き確定・葬送のフリーレン、もう気になってきている方も多いのではないでしょうか。



過去のメンヒルたちとフリーレンの心温まるシーンもいいよね!この作品ならではって感じ。
試験編に出てくる人たちが良い
ネガティブな意見も多い試験編ですが、試験編に出てくる人たちへの好意的な意見が多くありました。
実は、試験編に入る前までの葬送のフリーレンは、心温まるお話が多かったです。
ですが試験編は心温まるストーリーよりも、人間の裏の顔や人間の欲深さというドロドロしたところを中心に描かれています。
そのため、より人間味が強く、よりフリーレン以外にも感情移入ができ、「共感できる」「フリーレンとの関係性が今後の展開をどうするのか気になる」と読者を引き付けています。
ファンタジー好きにはたまらない世界観
葬送のフリーレンの世界観はTHEファンタジー。
架空の世界での、いろいろな造語や物、人物が好きな人にはファンタジーはたまらないですよね?
この世界観もとっても練りこまれていてかなり深いんですよ。
ファンタジーの世界観って、わかりやすいとわかりにくいの中間あたりを狙って言葉を作ったり環境を設定したり、本当に大変なんですよね。
これらの要素がすべてちょうどよい加減で深みのある世界観になっている葬送のフリーレンは「ファンタジー要素が最高」と言われています。



ファンタジーって本当塩梅が難しいよね。作れる人すごいよ
俺強い系の異世界転生物とは別物
「俺強い!」「転生したら最強能力者」という話と思われてしまう本作ですが、異世界転生作品とは全く異なります。
ですが、葬送のフリーレンは物語が魔王を倒してから始まる人間や感情を理解するためのお話なので最近では珍しい異世界人情物です。
転生したら最強系も面白いのですが、このような人間の感情に向き合うものが珍しい昨今には異質なようで心温まる素敵なお話なんだとか。
ちょっと最近の流行とは違うものを見たい方はぜひ葬送のフリーレンがおすすめ!という人も多いです。
まとめ:葬送のフリーレンつまらない?何が面白いか人気の理由を解明!
この記事では、葬送のフリーレンのつまらない・面白い理由と、何が面白いのか?人気の理由についてご紹介しました。
今回の内容のまとめです。
- 葬送のフリーレンがつまらない・面白くないといわれる理由は、「よくある「なろう系」だから」、「深み・人間味がない」、「話の展開が迷走している」、「試験編の話が長すぎて飽きる」がある
- 葬送のフリーレンの人気の理由は、「人間関係の大切さが丁寧に描かれている」、「すべてを語らない、読者に解釈を委ねる展開や描写」、「心温まる話の展開」、「試験編で出てくる人が良い」、「ファンタジー好きにはたまらない世界観」、「よくある「俺強い!」系の異世界転生物とは違うジャンル」などがある



よくある異世界物っていうだけではないのがいいよね。何が面白いのかなって思っている人は一度見てみてほしい!



アニメも始まるしもう一度漫画を読み返してみよう♪ヒンメルイケメンすぎて好き!