
柱稽古編はつまらないって言われているけど本当かな?
鬼滅の刃は刀鍛冶の里編が終了したあと、柱稽古編に移行します。
柱稽古編は「最終決戦」に向かうにあたり必須ですし、柱たちの過去も明かされる重要なストーリー。
しかし、ネットやSNSでは「柱稽古編はつまらない」「柱稽古編は面白くないからさっさと終わらせて欲しい」など否定的な意見が多く見られます。
重要な内容も含んでいるはずなのに、なぜこのようなネガディブな声が出てくるのでしょうか。
- 鬼滅の刃の柱稽古編がつまらないと言われる理由
- 鬼滅の刃の柱稽古編の見どころは?無一郎の変化と善逸の特別特訓に注目!
見どころも合わせてご紹介して参ります。
鬼滅の刃柱稽古編がつまらないと言われる理由なぜ?





鬼滅の刃の柱稽古編がつまらないと言われる理由は主に以下の3つ!
- 上限の鬼や敵キャラが登場しない
- ストーリー内容が短い
- 戦闘がなく映像化の魅力がない
それぞれ詳しく見ていきましょう!
上弦の鬼や敵キャラが登場しない
1つ目の理由は「上弦の鬼や敵キャラが登場しない」です。
柱稽古編までは「無限列車編」「遊郭編」「刀鍛冶の里編」と連続して強力な上弦の鬼が登場しています。
鬼滅の刃と言えば、敵キャラである上弦の鬼も魅力の一つ。
その上弦の鬼が登場しないとなると、魅力も半減するという声が出るのも頷けます。
そもそも、柱稽古編は敵キャラの登場がないので、物足りないと思う人もいるようです。



上弦の鬼が登場しない代わりに柱たちの知られざる過去が明かされるっていうのは魅力的だよ!
ストーリー内容が短い
2つ目の理由は「ストーリー内容が短い」です。
他の編と比べると柱稽古編は9話と最短の長さ、無限列車編の次に短い内容となっています。
編 | 漫画での巻数 |
---|---|
竈門炭治郎立志編 | 53話分 |
無限列車編 | 13話分 |
遊郭編 | 28話分 |
刀鍛冶の里編 | 28話分 |
柱稽古編 | 9話分 |
最終決戦 | 69話分 |
内容が短く、前後の編と比べて戦闘シーンもない事から、他の編と比較すると内容に薄みを感じるかもしれませんね。



戦闘シーンはないけど、柱の過去が分かったり、個人的には好きかな!
戦闘がなく映像化の魅力がない
3つ目の理由は「戦闘がなく映像化の魅力がない」です。
2つ目でも触れましたが、柱稽古編は明確な敵キャラがいないため、戦闘がありません。
戦闘といえば、鬼滅の刃のでは必ずと言っていいほど話題となるシーン。
漫画では表現しきれなかった場面が映像制作で高い評価を誇るufotableによって細部に至るまで映像化されるのは鬼滅の刃の最大の魅力です。
つまり、戦闘場面がない柱稽古編は映像化の魅力に欠けるという訳ですね。



鬼滅と言えば戦闘だから、それが無いのに不満が出るのも分かるかも・・・
鬼滅の刃柱稽古編の見どころは?無一郎の変化と善逸の特別特訓がイチオシ!


ここまで、鬼滅の刃柱稽古編が「つまらないと言われる理由」について紹介してきました。
しかし、柱稽古編には最終決戦に続く重要なストーリーであり、たくさんの魅力も詰まっています。
時透無一郎の気持ちの変化や我妻善逸が課せられた特別特訓も含めた次の5つの柱稽古編の魅力をご紹介しますね。
- 心を取り戻した無一郎
- 各柱の個性豊かな特訓内容
- 稽古中に善逸が受け取った手紙
- 悲鳴嶼行冥の哀しい過去
- 冨岡義勇の過去と錆兎との関係(錆兎の伏線回収)
心を取り戻した無一郎
これまで全く感情が見えかなった霞柱の時透無一郎。
刀鍛冶の里編で兄の有一郎との記憶を思い出した無一郎は感情を取り戻し、表情が豊かになっています。
炭治郎に対しても、これまでの冷徹な対応からうってかわって笑顔で接するように。
ただし、特訓をクリアできていない鬼殺隊員へは変わらない冷徹ぶりです。笑



無一朗くんの笑顔可愛い!
各柱の個性豊かな特訓内容
強力な上弦の鬼たちと対峙するため設けられた各柱の正確にあった個性的な特訓内容も魅力の一つ。
順番 | 担当の柱 | 内容 |
---|---|---|
第一 | 宇髄天元(元音柱) | 基礎体力向上稽古(山中の険しい山道をなん度も往復する) |
第二 | 時透無一郎(霞柱) | 高速移動稽古(対無一郎に激しい打ち込みを行い歩法を学ぶ) |
第三 | 甘露寺蜜璃(恋柱) | 地獄の柔軟(レオタードを纏い地獄の柔軟を含む新体操) |
第四 | 伊黒小芭内(蛇柱) | 太刀筋矯正稽古(狭い空間の中で障害物を避けながら伊黒と擬似戦闘) |
第五 | 不死川実弥(風柱) | 無限打ち込み稽古(全員が実弥に打ち込み続け持久力をつける) |
第六 | 悲鳴嶼行冥(岩柱) | 筋肉強化稽古(丸太や岩を自重で動かす筋力増強と集中力向上を目的とした訓練) |
最終 | 冨岡義勇(水柱) | 詳細は不明(義勇は途中から参加) |
– | 胡蝶しのぶ(蟲柱) | 不参加 |
各柱が設定した試練内容から見て分かるように、柱の性格や個性が反映された試練ですよね。
それぞれ、無惨や上弦の鬼たちとの戦闘を想定し、必須となるスキルなので、そういった視点で見るとそれぞれの柱の稽古内容にも深みが出ますね。
稽古中に善逸が受け取った手紙(獪岳の伏線)
珍しく真面目に特訓に励む善逸。
善逸は「ある手紙」を受け取ってから明らかに態度が一変しています。
この時点ではこの手紙の内容は判明しませんが、この時の善逸の様子と、のちに最終決戦で善逸が対戦する上弦の鬼との会話から手紙の内容がある程度分かるのです。
実はのちに善逸と戦う、この上弦の鬼というのが善逸の兄弟子に当たる「獪岳」
獪岳は黒死牟に誘われ新たに上弦の陸となりましたが、自分の弟子が鬼になったことで、桑島慈悟郎(じいちゃん)は自ら腹を切り責任をとっています。
善逸は獪岳と戦う時点でじいちゃんの死を知っていたことから、あの手紙には「じいちゃんが獪岳が鬼になったことに責任をとり切腹した」ことが書かれたあったのでしょう。
つまり、この話が獪岳が鬼化した伏線と言えます。
悲鳴嶼行冥の哀しい過去
鬼滅の刃では鬼同様に哀しい過去をもっている柱も多くいます。
その筆頭が悲鳴嶼行冥であり、彼の哀しい過去が柱稽古編で明らかになります。
彼は元々、大きな寺で孤児たちとともに暮らしていました。
そこに鬼がやってき寺を襲い、次々と子供たちに手をかけてしまいます。
悲鳴嶼は盲目ながら、必死に鬼を殴り続け、最後に残った1人の少女を守りきることに成功。
しかし、悲劇はここからです。
最後に残った少女は動揺していたのか、悲鳴嶼を「あの人は化け物」とバケモノ呼ばわりし、寺の子ども達を手にかけたと証言したのです。
鬼の姿はもう消滅していますし、少女の証言が決め手となり、悲鳴嶼は死刑になってしまいます。
必死で守り抜いた少女から裏切りとも言える行為をされたことが、悲鳴嶼の異常なまでの子どもへの不信感へと繋がっている訳です。



実は第16巻136話扉絵横に、少女(沙代)が言った「あの人」は鬼の事だったことが判明しています。
冨岡義勇の過去と錆兎との関係(錆兎の伏線回収)
錆兎は炭治郎が成長するキッカケを作ったお面を被った男の子の幽霊。
そして鱗滝さんの過去の弟子でもあるため、実質的に炭治郎の兄弟子に当たります。
序盤で鱗滝さんから修行を受けている時に登場した錆兎ですが、義勇との関係が深いことが柱稽古編で判明。
義勇と錆兎は親友同士で最終戦別にも一緒にもともに参加していますが、錆兎は最終戦別でほぼ全ての鬼を倒した後に、錆兎は死に義勇は生き残るのです。
義勇は、錆兎の死をずっと心残りに思っており、自分は柱に値しないと当初は柱稽古にも参加していませんでした。
しかし、炭治郎の「錆兎から託されたものを繋いでいかないんですか」という言葉に錆兎の言葉を思い出し、義勇は前へ突き進むことを決意します。



個人的には内容もそうだけど、OPソングとEDソングが誰かも注目したい!
まとめ:鬼滅の刃柱稽古編がつまらないと言われる理由なぜ?無一郎の変化と善逸の特別特訓が見どころ!
本記事では、鬼滅の刃の柱稽古編について「つまらない」という意見と実際の見どころを紹介してきました。
- 柱稽古編がつまらないと言われるのは「上弦の鬼が出てこない」「戦闘がない」から
- 柱稽古編の魅力や見どころは多く「無一郎の笑顔」「義勇や悲鳴嶼の過去」「獪岳の伏線」が挙げられる



確かに戦闘はないけど柱の過去や伏線回収があって個人的には好きな内容!



無一郎くんの変化には驚いたね!笑顔が少年って感じ