ワンピース実写キャストの国籍は？黒人が多いのはなぜ？

海賊王を目指すルフィと仲間たちが冒険していく、日本国内・海外問わず大人気のマンガ・ワンピース。

そのワンピースが満を持してNetflixでドラマ化されました。

これまでにも有名なマンガを俳優たちが演じることはありましたが、二次元ならではの演出を三次元で表現しきれなかったり、キャストがイメージと違ったりと、苦い思い出のある方もいる事でしょう。

実際今回のワンピースもキャストが発表された時点では賛否両論が巻き起こっていました。

果たしてワンピースドラマは無事に成功を収めることができるのでしょうか。

そこで今回は、

についてお伝えしていきます。　

ワンピース実写キャストの国籍は？

ワンピースの映像化においてまず議論になったのが、キャストが多国籍と言う点です。

日本初のマンガで読者も日本人が多いため、読む際にキャラが何人なのかなど意識しない人が大半だったと思います。

そこへ急に多国籍のキャスト発表があったため、意外な配役に議論が集中したようです。

まずは以下より、多様な国籍の麦わら一味のキャストについて見ていきましょう。

ルフィ

俳優	イニャキ・ゴドイ
年齢	18歳
国籍	メキシコ
出演作	インパーフェクト、そしてサラは殺された

ルフィの役を担当するのはイニャキ・ゴドイさんです。

正直、ルフィが日本人でなかったことに最初はびっくりしました。

しかし、コミックス56巻に麦わらの一味の国籍が掲載されており、それによるとルフィはブラジル国籍とのこと。

そう考えればこの配役も納得できますよね。

イニャキさんの配役は作者の尾田先生も関わっており、手足の長さからゴム人間のルフィのイメージを感じたそうです。

ゾロ

俳優	新田真剣佑
年齢	25歳
国籍	日本
出演作	ちはやふる、るろうに剣心最終章

ゾロ役を演じるのは現在のところ作中唯一の日本人キャストである新田真剣佑さんです。

ゾロは日本刀を武器に使用するキャラですし、原作コミックでもワノ国との関係が取り沙汰されています。

そのため、日本人が演じることに違和感を感じる人は少なく感じました。

真剣佑さんが二次元作品の映画に多く出演していて、英語の話せるというのもキャスティングに影響したかもしれません。

異論が出ていたのは体格です。

作中のゾロは剣士として日々鍛錬を欠かさずかなり体格の良いキャラ。

戦闘要員として対比されることの多いサンジが細身なこともありより強調されているように感じます。

しかし実際には日本人はどうしても小柄な人が多いので、サンジよりもゾロの方が細身なことに違和感を感じる人がいたようです。

ウソップ

俳優	ジェイコブ・ロメロ・ギブソン
年齢	不明
国籍	アメリカ
出演作	レジデント、グレイスアナトミー

ウソップを演じるのはジェイコブ・ロメロ・ギブソンさんです。

ウソップのキャストが黒人系であることは大きな議論になりました。

と言っても、原作公式でもウソップはアフリカ出身と明言されています。

髪質などを見ても黒人系でもおかしくないかなと感じるキャラデザです。

普段は白黒で印刷されるコミックでは微妙な肌の色を表現することが難しいので、急に黒人系でキャスティングされるとびっくりいた人もいたかもしれませんね。

このウソップについては賛同の声もあり、二次元のような鼻をしていなくてもウソップだと分かる役作りなどに指示が集まっています。

ナミ

ナミを演じるのは今ブレイクしているエミリー・ラッドさんです。

エミリーさんの美貌が美人系キャラのナミにぴったりだと評判になっています。

その一方で、合わないと感じている人の意見もあります。

キャラ年齢に対してキャストの年齢が上なので、色っぽくなりすぎてイメージと違うという意見ががその一つ。

似たような意見として、エミリーさん演じるナミは原作よりもグラマーな点も指摘されていました。

物語が続いて、再会後の成長した一味の役になればぴったりかもしれませんね。

俳優	エミリー・ラッド
年齢	29歳
国籍	アメリカ
出演作	フィアーストリート、ロマノフ家の末裔

サンジ

サンジを演じるのは脚本家としても活躍があるタズ・タイラーさんです。

サンジはキャストの発表時点では、スキンヘッドの写真しかなかったことやスマートなサンジの体形とは異なりがっしりしたキャストの体形から、イメージと違うという意見が殺到しました。

しかし、実際に予告等のムービーが公開されると、整った顔立ちや、こなれたスーツの着こなしで、サンジがいる！と絶賛です。

また、足技を使うサンジのアクションシーンを演じるためにキックの練習をしていた模様。

また、コックとしての姿を演じるために料理の練習なども積んだそうで、作品への思い入れが感じられてうれしいですよね。

俳優	タズ・スカイラー
年齢	26歳
国籍	イギリス
出演作	キルチーム、ボイリングポイント

1期では麦わらの一味は5名しか出てきませんでしたが、次作の内容も気になりますね！

過去・航海開始の登場キャラ

キャラ	キャスト	国籍
シャンクス	ピーター・ガディオット	イギリス
ゴール・Ｄ・ロジャー	マイケル・ドーマン	ニュージーランド
バギー	ジェフ・ウォード	アメリカ

ワンピースではお馴染みのプロローグ・ルフィが航海に出るに至る過去編のオレンジの町に登場するキャラについてまとめました。

シャンクスやロジャーを務める俳優さんは、年齢的なこともあり圧巻の貫禄でした。

バギーも初登場時は少々弱そうな印象が拭えないキャラでしたが、このキャストさんだと現在のバギーのような強そうな印象になりますね。

海軍の登場キャラ

キャラ	キャスト	国籍
ガープ	ヴィンセント・リーガン	イギリス
コビー	モーガン・デイヴィス	オーストラリア
ヘルメッポ	エイダン・スコット	不明
モーガン	ラングレー・カークウッド	イギリス

海軍キャラは序盤から結構な人数登場します。

モーガンはすぐに元海軍になりますが、ここでは一応海軍に分類しておきます。

コビーのキャストさんがものすごい儚い系イケメンで、物語初期の芋っぽさは感じられません。

これは、最近のイケメンな絵柄のコビーですね。

ヘルメッポのキャストさんについては出身地に関する情報が得られなかったのですが、イギリスや南アフリカという情報もありました。

どちらも、本作では起用俳優さんの多い国です。

シロップ村の登場人物

キャラ	キャスト	国籍
カヤ	セレスト・ルーツ	南アフリカ
クラハドール	アレクサンダー・マニアティス	ギリシャ

ウソップの出身ココヤシ村の登場人物です。

原作のカヤは少女のイメージの残る可憐なお嬢さんという感じでしたが、ドラマでは原作よりも年上の俳優さんが演じるためお姉さんという印象です。

見た目からはそうと分かりにくいですが南アフリカ出身の女優さんだそうです。

ナミ同様色っぽさが増していて個人的にはとてもいい感じです。

ココヤシの登場人物

キャラ	キャスト	国籍
アーロン	マッキンリー・ベルチャー	アメリカ
ノジコ	チオマ・ウメアラ	南アフリカ

ナミの故郷のココヤシ村のキャスティングです。

この配役が最大の議論のポイントと言っても過言ではありません。

ノジコとアーロンはどちらも黒人形の俳優さんが演じており、原作と異なることが違和感を生んでいるようです。

アーロンは原作では魚人族という種族で青い肌をしています。

特殊メイクを施すので実際の肌の色はそう目立たず、実際に観て観るとそこまでの違和感は感じません。

バラティエ登場人物

キャラ	キャスト	国籍
ゼフ	クレイグ・フェアブラス	イギリス
ミホーク	スティーブン・ウォード	南アフリカ

サンジが働いていたレストラン・バラティエのキャストです。

ゼフもミホークも原作から出てきたのかと思うほどの完成度で評価もかなり高いです。

どちらも強キャラオーラが伝わってきて、画面の中で暴れるのを観るのが楽しみになります。

このほかにもネトフリワンピースのキャストはアーロンパーク編までのストーリーに登場する主要キャスト総勢27名が明らかになっています。

麦わらの一味以外にも様々な国籍の俳優陣がキャスティングされていて、画面がにぎやかなこと請け負いですね。

キャスティングされている俳優については、イメージ通りと称賛されるキャラもいれば、イメージと違うと議論になるキャラもおり様々います。

特に、ガープやゼフのような貫禄のあるジジキャラはどれもイメージそのままだと大絶賛のようですよ。

麦わらの一味のように最初はイメージと違うと思ったけど・・・

観てみたら良かったというパターンも大いにあり得ますので、ドラマ本編への登場を楽しみに待ちたいですね。

おおむね好意的に受け取られている多国籍キャスティングです。

しかし、ルフィたちの出身はイーストブルーであるにも関わらずアジア人系のキャストが極端に少ないことに疑問を感じる人もいるようです。

同時に、黒人系のキャストが多めなことについても議論になっています。

ワンピース実写キャストの国籍に黒人が多いのはなぜ？

キャストに黒人系俳優が多いと言う点に引っかかりを覚える方も多いようです。

キャスト発表後、キャスティング一覧を見ると確かにちらほらと黒人系の俳優さんがキャスティングされています。

なぜあえて黒人系のキャストを多めに採用することになったのでしょうか。

主に上記二つの理由があると考えました。

以下にてご説明していきますね。

ポリコレを意識したため

黒人系キャスティングが目立つ理由の一つ目は、ポリコレを意識したためです。

制作がアメリカということもあって、近年強まっているポリコレの風潮を意識したのではないかと言われています。

ポリコレというのは、簡単に言ってしまうと「特定の組織や所属に不快感を与えないように配慮する」ことです。

映画やドラマの場合は黒人系俳優が配役されないことで黒人系の人たちに不快感を与えないように、平等にキャスティングをする配慮が広まっています。

これは、人権的観点から良い風潮であることに間違いありません。

しかし、近年ポリコレを意識するあまり不自然なキャスティングが行われることもあり映画ファンを中心に炎上しています。

今回のキャスティングについても同様で、ウソップが黒人系キャストであったことがその一つ。

特にアーロンやノジコのような本来黒人系ではないキャラに黒人系俳優がキャスティングされている点はポリコレを意識しすぎではと言われています。

原作に明確な黒人が出てこない

黒人系キャスティングが目立つ理由の二つ目は、原作マンガに明確な黒人が出てこない点です。

作中に黒人キャラが出てこないので、このキャラは黒人キャラじゃなかったはずという驚きや違和感が目立ってしまったと感じます。

これはどういうことかと言うと、マンガの表現方法による理由です。

漫画は本来白黒で印刷されることが多いので、肌の色を濃くしてしまうと表情などが見えにくくなってしまうデメリットがあります。

映像であれば照明で見やすくすることも、声の調子で感情を表現することをできます。

マンガはイラストのみで全てを伝えなければならないためそれはかなり難しいです。

また、肌に色をつけることになると、かなりの面積にスクリーントーンやべた塗りの作業が発生します。

「週刊連載は地獄」とも言われる中で登場の多いキャラの皮膚に色を付けることはかなり大変です。

こうした背景もあり、原作マンガには黒人キャラが登場してきませんでした。

しかし、映像作品となるなら話は別でこのキャラは本当は黒人系にしたかったという秘めた思いももしかしたらあったかもしれません。

実際にキャスティングには作者の尾田先生の意見も取り入れられているので、キャスティングに作者の異論はないということです。

意見はあるけど配役はおおむね好評！

ワンピースの配役については、これまでもお伝えしてきたようにおおむね好意的に受け取られているようです。

この理由はメインキャストは極力原作イメージ通りに仕上げたことが一番の理由です。

サブキャラで冒険的配役をしたことで、意外性が悪目立ちしなかったことが大きいと考えています。

どうしても二次元が原作なので、ウソップの鼻やサンジの眉毛など三次元で表現してしまうと違和感を感じてしまう部分もあります。

そういった箇所を削りつつも原作キャラのイメージを損なわない役作りが上手だと感じました。

原作とキャストの人種の違い意外には、キャプテン・クロの手下のシャムとブチのうちシャムの性別が変更されていることなども言われていました。

二次元ならではの、現実ではありえない屈強キャラも、今後シャムのように性別や表現を変えて登場する可能性があり、その点を不安に思うファンもいるようです。

無理に原作を忠実にすると、コスプレのようなチープなドラマになってしまうかもしれません。

制作陣と尾田先生の判断による新生ワンピースを新たな気持ちで楽しみたいと思います。

まとめ：ワンピース実写キャストの国籍は？黒人が多いのはなぜ？

今回は、ワンピース実写キャスト一覧の国籍や人種は？黒人が多いのはなぜ？と題してお伝えしてきました。

今回の内容をまとめると以下の通りです。