
デスノートエル最後の言葉「が…ま…」の意味は?死亡シーンや死因も解説していくよ!
デスノートといえば大場つぐみ先生原作・小畑健先生作画で一世を風靡した大人気作品ですよね。
主人公がダークヒーローなことが当時の週刊少年ジャンプでは目新しく、読者に大きな衝撃を与えました。
作品はアニメ化・実写映画化・スピンオフ映画化を経ていずれも大ヒット。
連載が終わり長く経つも、その人気は今も健在で未だに作品に残された謎に魅了されるファンが後を絶ちません。
作中の謎の一つがL最後の言葉です。
Lが最期に思った事はなんだったのか、気になりますよね。
そこで今回は、
- デスノートエル最後の言葉「が…ま…」の意味は?
- デスノートエル最後の死亡シーンや死因も解説!
について調べて見ました。
デスノートエル最後の言葉「が…ま…」の意味は?


Lは月(ライト)の計画通り第二のキラ・火口を逮捕後、キラの記憶を取り戻したライトに誘導されたレムによって殺されます。
デスノートでは詳しい死因を記載しない限り心臓麻痺で死亡するとし決まっていて、Lもノートの力が発動した直後に言葉は発せなくなっていました。
しかし、頭の中では月がKIRAだと確信するセリフがあり、その思考の途中で「が…ま…」と言葉を残してこと切れます。
「が」と「ま」の間に「・・・」があることから、「が」と「ま」の間には何らかの言葉が入ると思われますが・・・
この最期はさまざまに考察されてきましたが、どんなセリフが候補として考えられるのでしょうか。
説①「…が、ここは負けか」
1つ目は、「私は間違っていなかったが、ここは負けか」です。
ファンブックではこのセリフが最有力でした。
というのも、上記はデスノートの編集担当の予想ですが、作者が言及した内容ではこれが正解だと明言してない状況です。
作者は続けて、読者に考えて欲しいとコメントし、作品の考察・深堀り好きの読者はさらに盛り上がりました。
Lは性格上、正義感から探偵をしているのでなく自身の知的好奇心のために難しい事件を解く印象です。
キラを憎みつつも好敵手とどこか認めていて「勝ち負け」という概念に強いこだわりがありました。
そのため、「ま」から始まる言葉に「負け」という単語が入るのは妥当かなと個人的にも感じました。



これが一番公式に近い見解なのね
説②「…が、ここは間違っていた」
2つ目は、「私は間違っていなかったが、ここは間違っていた」です。
これはLの推理は正しかったが、行動のタイミングや立ち回りを誤ったという意味。
Lはライトがどれだけ自身への疑いを晴らそうと策略を巡らせても一貫して彼を疑い続けていました。
ライトはノートに嘘のルールを追加して自身の潔白を証明して見せましたが、Lは嘘のルールだけが状況から説明ができないことまで考えていました。
むしろ、ノートのルールの考察に没頭するあまりキラが次にどんな行動に出るかの予想が疎かになり、さらにノートのルールの非合法あ検証の強行が、月にL殺害を急がせてしまいます。
死の間際Lもそのことに気づいたからこそのこのセリフ予想ですが、目の前の謎に没頭するのがLらしいなと感じました。



惜しかったなぁって読者も思ったよ!
説③「…が、まだ終わっていない」
3つ目は「私は間違っていなかったが、まだ終わっていない」です。
接続詞「が」に続くと考えると前半の「私は間違っていない」と後半の「まだ終わっていない」が繋がってなく、不自然に感じますが・・・
同様に「まだ後継者がいる」も挙げられます。
Lとニア・メロの直接接点は作中では特に語られていませんが、Lは探偵になってからというもの多忙なので、おそらくほとんど接点はなかったでしょう。
ほとんど接点のない後継者を死の間際に思い出し、キラ事件の解決を託せるほど信頼したかは分かりませんが、自身が助からないと悟った以上藁にも縋る想いだったのでしょう。
自分が死んでも必ずキラを捕まえてやるというLの強い決意を感じますね。



Lの負けず嫌いな性格的にも合うかも!
説④「…が、間に合わなかった」
4つ目は「私は間違っていなかったが、間に合わなかった」です。
これもライトを疑い続けてきたLが死の間際にその考えを確信へと変えたものの、断定が遅すぎたと言っているのです。
ライトとLはほぼ互角の読み合いをしてきました。
しかし、行動の速さや死神を使って殺しをする大胆さをLが読み切れなかったという点は月が一枚上手だったかなと思います。
ノートに名前を書いたら死ぬという非現実的な殺害方法な上に、前提条件のノート記載ルールに嘘がある時点でLには相当なハンデがあり、殺害方法と死神の存在まで突き止めただけでも人間業とは思えません。
13日ルールについても検証によって解明の一歩手前まで来ていたので、Lの死後検証が引き継がれなかったのは月にとってただ運が良かっただけと言わざるをえません。



説②と感じは似ているね!こっちの方が純粋に「自分の負け」を認めてる気がする。
説⑤「…が、負け惜しみか」
5つ目は「私は間違っていなかったが、負け惜しみか」です。
キラとの勝負にこだわりつつも、自身の負けを認めている様子が伺えます。
Lは基本的に殺人犯を軽蔑視してるものの、ライトには互角の頭脳を持つ人物として敬意を感じていました。
第二・第三のキラに対してはその手口を馬鹿にする発言もありますが、初代キラについてはLからある種のリスペクトを感じることがあります。
ライトがKIRAであった事実はLにとって複雑な心境かもしれませんが、最終的には私情を挟まず冷静に自分の推理を信じられるのはLの強みです。
相手が月だからこそLも負けを認めることができたという事でしょう。



敵ながらあっぱれ!って感じなのかしら
説⑥「…が、間違いであって欲しかった」
6つ目は「私は間違っていなかったが、間違いであって欲しかった」です。
筆者個人としてはこの説を最も推したいと思います。
優れた推理力ゆえ、他者とうまく関われなかったLにはお世話係のワタリ意外に心を許して関われる相手がいませんでした。
月はLの人生で初めてLと互角の頭脳を持ち、対等な人間関係を築ける相手になりました。
駆け引きの要素もあったでしょうが、Lから「ライトくんははじめての友達です」と発言もあり、ある程度相手を認めていた事が伺えます。
特にヨツバ捜査でタッグを組んだ期間はとても良いコンビでした。
そうしたLにとって貴重な相手を惜しむセリフと考えることができます。



友情とは違う信頼を感じていたかも・・・?
ここまでLの最後を考えてきましたが、そもそもLの死亡シーンはどうだったのでしょうか。
以下ではLの死亡シーンを解説するとともに、原作・アニメでの死亡の状況に関しても紹介していきます。
デスノートエル最後の死亡シーンや死因も解説!


Lはノートに氏名を書かれ心臓マヒにより亡くなります。
火口から押収した証拠品に13日周期で殺人を続けることと嘘のルールが書かれていたためキラ対策チームはライトと美沙を疑うのをやめました。
ライトは疑いの目がなくなった美沙に以前埋めたデスノートを取りに行かせ殺人を継続させます。
しかしこれは月の策略で、監視が外れた途端に殺人を再開すれば疑いが美沙1人に向くと確信してのものだったのです。
レムに美沙1人に罪を被せるつもりだと信じ込ませ、ワタリ・Lの本名をレム自身にノートに書くよう仕向けます。
こうしてワタリ・L・レムのライトの計画の邪魔者3名を一掃し、新世界の神となったかに見えましたが・・・
おおむねL死亡シーンは上記の流れですが、各媒体での詳細シーンを解説していきます。
Lの死亡シーンは原作何話?
原作版での死亡シーンは第58話「胸中」です。
月はキラが捕まるとどうなるかを本部であえて聞くことで暗に美沙が捕まるとこうなるぞとレムを煽ります。
策略に気付きライトを憎らしく思うレムでしたが、現状美沙の直接の脅威であるLを始末し、他人の生死に干渉したペナルティで砂になりました。
ライトは倒れたLを抱き抱えながらも、「みんな殺される」と怯える素振りをしながら勝利を噛み締め、不適な笑みを浮かべます。
そして、現場の混乱の中一足先にレムのあとに残ったデスノートを回収する完璧な立ち回りでした。
キラに出し抜かれて、もはやなす術なしのLは心中で冒頭に考察したセリフを残し息を引き取るのでした。



ここまでくると非情すぎて怖くなってくるわ・・・
Lの死亡シーンはアニメ何話?
アニメ版は概ね原作版と同様の内容で、Lの死亡シーンは第25話です。
しかし、Lの死亡回は回想シーンがいくつか追加されました。
まずはキラ代行で裁きを行う美沙のシーンが少し挿入されます。
続いて雨の中でのLとライトの対話の描写です。
「本当の事を言ったことがあるのか」とライトを問い詰めるLのシーンはなかなか印象深いですね。
そして雨で濡れたライトの足をLが拭くシーン。
これは聖書でイエスが裏切り者のユダの足を拭いたオマージュと言われており、Lは殺されるのを予期したかの演出です。
その後Lの「もうすぐお別れ」のセリフが続きますが、これも「もうすぐキラを捕まえるからお別れだ」とも「自分がキラに殺されるからお別れだ」とも取れる意味深なセリフでした。
原作版が淡々と進みライトの冷酷さがはっきりと分かるのに対して、アニメ版では追加シーンが入りこれまでの二人の関係を考えさせられる少し感傷的な雰囲気を感じます。
また、原作版ではLの死亡日は2004年11月5日ですがアニメ版では2007年11月5日と年が異なっています。
これはおそらく原作とアニメにそれぞれ時期を合わせたものでしょう。



アニメの方が意味深シーンが多い分もやもやもするし、考察のしがいもあるね!
原作版・アニメ版と多少の相違点があったようですが、実写映画版・実写ドラマ版ではどうでしょうか。
映画・ドラマでは放送時間の都合もあり、アニメと比べると原作に大掛かりな改変が加えられました。
以下では改変版のLの死亡シーンを見ていきたいと思います。
デスノートエルの映画とドラマでの死因は?


デスノートは実写映画化・スピンオフ映画化・実写ドラマ化もされています。
アニメ版と異なり、実写版では原作と結末が異なります。
実写映画・ドラマではLの最期はどう描かれるのでしょうか。
実写映画(2006)でのLの死亡理由
実写映画でもLはライトの策略によりレムに氏名を書かれてしまいます。
これにより自身の勝ちを信じた月・・・しかしながら本当はLは死んでいません。
これが映画オリジナルの要素で、Lは死の23日前から状況や行動を操れるというルールを逆手に取り、先に自分の氏名をノートに記載。
そして、のちにレムが氏名を記載しても死なずに、キラを嵌めることができたのです。
勝利を確定させ油断していた月は墓穴を掘り追い詰められ、リュークにその場の人間を殺させて窮地を脱しようとしますが、逆に自分の氏名を書かれてしまい敗北しました。
Lはキラの死を見届けた後、安らかに亡くなりますが、死までの空白の23日間についてはスピンオフ映画・L -Change The World-で詳しく描かれています。
フィルムの長さの問題で後半のニア・メロ編を入れることができなかったためと考えられますが、宿敵同士のLとライトが1対1でお互いの命を賭した互角の勝負を繰り広げ、相討ちの結末を迎えた点が個人的には気に入っています。



この映画オリジナルの結末は意外にも評判が良いみたい!
実写ドラマ(2015)でのLの死亡理由
実写ドラマ版では、少々複雑ですが魅上がLの名前を書いたのが直接の死因です。
ライトはLに呼び出され、ノートに書くと脅されキラであることの自白を強要されます。
しかしもみ合いの末に体格的に分の良いライトがノートを奪い返し、魅上から送られてきたLの本名をノートに書き込んだのです。
これでLが死亡し、キラの完全勝利かと思いきや時間が経過してもLは死にません。
これらは全てLの策略でノートはあらかじめ精巧な偽物にすり替えられていました。
Lの手にはライトの筆跡でLの本名が書かれた偽物のノートが残り、証拠もバッチリで絶体絶命。
観念して「自分がキラだ」と自白します。
Lはライトに「友達だと思っていた」と、やりきれない気持ちを吐露しました。
このシーンからもドラマでは原作やアニメよりも二人の関係性を良好に描く印象を受けました。
チームの面々が到着するとこれまでの経緯を説明するL・・・しかし、突如異変が起き倒れてしまいます。
このとき魅上がLの本名をノートに書き込んでいたんですね。
Lを葬ることに成功したライトはチームのメンバーが撤収した後、登場した魅上・リュークと共に凶悪な笑みを浮かべるのでした。



ドラマ版ではここからニアとの戦いに突入していくのね
まとめ:デスノートエル最後の言葉「が…ま…」の意味は?死亡シーンや死因も解説!
今回は、デスノートエル最後の言葉「が…ま…」の意味は?死亡シーンや死因も解説!について調べました。
- 「が…ま…」は「私は間違っていなかったが、ここは負けか」が最有力
- アニメ版L死亡シーンは原作版に追加シーンがある
- 映画版は自分で、ドラマ版は魅上照がLの氏名をノートの書いたのがLの死因



完結してからも楽しめるなんて奥が深いね!



もう一度読み返したくなっちゃう!